この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
Kさんは、親・兄弟と同居していましたが、もともと家計は苦しく、ぎりぎりの生活でした。Kさん自身も仕事をしていましたが、家族の中で病気になった方が出たため、収支が不足し、銀行から借入をするようになりました。Kさんは仕事を継続し何とか返済をしていましたが、借金が少しずつ増えていくことや、仕事自体のストレスから、精神的に限界となり、仕事を辞めることになってしまいました。無職になってからは、借入で返す自転車操業状態になり、すぐに限界を迎えました。
解決への流れ
相談に来られた時点で借入は5社で350万円に達していました。Kさんは無職のため支払いは不可能であったため、破産手続きを選択しました。破産手続きを依頼いただくことで、借金の支払いはストップとなり、その分家計に余裕ができましたので、その中から弁護士費用を分割でお支払いいただき、申立を行いました。借入の経過等を踏まえ、破産・免責に問題はないことを裁判所に説明し、無事免責が認められました。
ご家族が病気になったことで収支が悪化し、その後、ご自身も仕事がなくなりさらに収支が悪化してしまったという方の事案です。相談に来られた時は、次の返済に追われる毎日でしたが、破産申立により支払いをしなくてよくなり、返済に追われる毎日から脱却ができました。借金の支払いが苦しいという方が破産等の手続きを選択すれば、生活が一変することと思います。一度、債務の整理を検討してみてはいかがでしょうか。