この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
1.ご相談者様はギャンブル依存症に罹患しており、ギャンブル依存症により、総額1000万円を超える多額の借金を抱えておりました。⒉ 返済を続ける中で、借金の総額が多額となっていき、もはや返済が困難となったことから弁護士に相談することとしました。
解決への流れ
1.弁護士は、ご相談者様から依頼を受けると、速やかに受任通知を各債権者に対して送付しました。2.本件においては、依頼者様の資産として、会社関係の持ち株等、会社関係資産があり、これを処分することで会社に自己破産等手続きをしていることを知られたくないといったニーズがありました。そこで、本件では個人再生として手続きを進めることとなりました。3.また、併せてギャンブル依存症の治療のため、ギャンブル依存症治療を行っている病院に通っていただいて、その結果を面談の中で確認するという作業を定期的に行い、経済破綻の根本原因であるギャンブル依存症の治療を進めることとなりました。4.結果として、ギャンブル依存症への理解を深めて頂き、今後ギャンブルに向かわないような体制づくりができたと思います。また、個人再生についても無事認可決定を得ることができ、資産が処分されることなく、債務の縮減を図ることができました。
1.ギャンブル依存症の方の債務整理においては、債務超過に陥った根本原因についての解決を図らなければ、その場限りの債務整理をしても、また繰り返し借金を抱えることとなってしまいます。本件では、ギャンブル依存症の治療について理解を深めて頂くことができたと共に、少なくともギャンブルをしない期間ができたことは大きな財産となると思います。2.また、個人再生についても、都度裁判所の求めに応じ対応することで無事認可されたことは弁護士としても大変喜ばしいことでした。