この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご相談者はラブホテル従業員の方でした。ホテルは24時間営業であり、その店舗の社員はこの方おひとりであったため、丸2日勤務し、丸1日休むという変則的な業務形態をとられていました。さらにパートがやめるなどして人が減り、休みが取れなくなり、連続20日勤務等の状態になり、仮眠をとっていたところ、突然解雇を言い渡された。何か請求できないかとご相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
弁護士が、詳細な計算書とともに相手方会社に未払い残業代を請求しましたが、交渉に応じなかったため、労働審判を提起。そもそも、ホテルの経営母体があいまいであり、どの会社を訴えたらよい変わらないという困難な案件でしたが、不当解雇の慰謝料と残業代を合わせた解決金として380万円を獲得しました。
一見従業員の落ち度があるような解雇でも、勤務形態によっては争う余地があることもあります。変則的な勤務形態の場合、残業代をどのように計算すべきか困難な場合も多いため、早めに弁護士にご相談ください。