この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
このような場合の手続も何もわからず、会社に対する請求ができるのかどうかもわかりませんでした。今後どのようにしたらよいのか、何ができるのかということを含めて相談をしました。
解決への流れ
会社にも責任がありそうだということで、請求を行いました。会社側も弁護士をたててきましたので、話し合いでは解決が難しいと思いました。事故の状況からは、父にも過失がある可能性が高いということでしたが、会社側も最終的に責任を認めてくれましたので、納得した形で話し合い解決ができました。
会社側に対して、転落防止措置義務に違反していることを理由に、損害賠償の請求を行いました。すると、すぐに会社側にも弁護士がつきましたので、示談交渉を行いました。しかし、会社側はまったく責任を認めませんでしたので、裁判を行う準備を始めました。ところが、会社側から突然、一定程度の責任を認めて解決したいとの話がきましたので、急遽方針について依頼者に確認し、なんとか交渉で解決できるよう進めることにしました。やはり過失割合については争点となりましたが、裁判例を集めて有利な主張をした結果、依頼者も納得のいく金額を引き出すことができましたので、無事に解決することができました。