この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
事故で怪我をしたので通院を始めましたが、3か月経ったころに保険会社に治療費の支払いを打ち切られ、20万円の慰謝料を払うという賠償案が提示されました。保険会社が言っているのであればそんなものなのかとも思いましたが、額が少ない気がしたので、念のため弁護士に査定をお願いしました。
解決への流れ
治療期間については、弁護士に、車の損害の大きさ、今の症状や痛みの強さなどを主張してもらい、治療期間の延長を認めさせることができました。(約3か月→約6か月)。また、弁護士が査定したところ、保険会社の提示額が裁判所基準で算定した額よりも低いことがわかったため、治療終了後、弁護士に相当な金額を請求してもらったところ、慰謝料の額が当初よりも大幅に増額しました(約20万円→約90万円)。
保険会社から早期に治療を打ち切られた場合、弁護士がきちんとした根拠に基づいて治療期間の延長を求めることで、保険会社から延長を認めてもらえることがあります。また、保険会社が算定した慰謝料の額は、ほとんどの場合、裁判所の基準で算定した適正な額よりも低額ですので、弁護士が間に入って請求することで増額できる場合が多いです。怪我の賠償については、保険会社の提案を受諾する前に必ず一度弁護士の査定を受けることをオススメします。