この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご相談者様は、数年前から一部取締役との対立が続いており、経営陣の一部がご相談者様を排除しようとする動きの中で、強引に解雇されてしまったという状況に置かれていました。
解決への流れ
お話を伺ったところ、数年前から取締役との感情的な対立が続いており、依頼者様を排除しようとする一部取締役の意向により、強引に解雇が行われたケースでした。加えて、長期間にわたって残業代が一切支払われていない状況も判明し、未払残業代の清算も重要な争点となりました。解雇の背後には経営陣との対立があったことに加え、未払残業代の金額が高額であったため、会社側からは強い反論がありました。しかし、勤務実態に不適切な点がないことや、解雇手続に重大な不備があることを指摘し、粘り強く交渉を行った結果、解雇の撤回に加え、未払残業代を含む600万円の解決金の支払いを受ける内容で合意に至ることができました。
ご相談者様は、長年にわたり誠実に勤務されていたにもかかわらず、経営陣との感情的な対立を理由に、突然の解雇という非常に理不尽な対応を受けておられました。加えて、日常的な長時間労働にもかかわらず、残業代が一切支払われていなかったことから、労務面での問題も重大でした。今回は、あくまで冷静に事実と法的根拠に基づいて交渉を重ね、会社側にも譲れない一線を丁寧に伝えたことで、審判などに進むことなく、解雇の撤回および未払残業代を含めた600万円の解決金という納得のいく結果を得ることができました。突然の解雇や給与の未払いは、大きな不安や怒りを伴うものです。そうしたお気持ちに寄り添いながら、今後の人生を前向きに歩んでいただけるよう、適切な解決を目指すのが私たちの役目です。おひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。