この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
不倫相手の女性に「別れたい」と伝えたところ無茶な要求をされるようになり、トラブルに発展した男性からのご相談がありました。
解決への流れ
男性は交際時に妻がいることを伝えていなかったため、不倫相手の女性に慰謝料を支払う立場でもありました。一方で、男性の妻としては、不倫により配偶者の利益を侵害しているとして、不倫相手の女性に対して慰謝料請求ができます。そうなると、慰謝料はお互いに支払って支払われることになるので、事実上変わりがありません。そこで「何もなしにして終わりませんか」と代理人として不倫相手の女性にお話をしました。当初、女性は納得いかない様子でしたが、最終的には話を長引かせたくないということで承諾していただきました。
男女・離婚問題は感情的なもつれも大きく、当事者間の話し合いだけでは解決できないことが多くあります。ただ、だからといって相手に迎合するわけにはいきません。繰り返し要求されたとしても、応じられないことであれば、折れずに拒否し続ける必要があります。弁護士への相談を考えている方は、紛争に巻き込まれて、混乱している状態だと思います。ただ、弁護士が一緒にサポートしていけば、終わりの来ない案件なんてありません。時系列に沿ってどういった事実があったのかを丹念にお尋ねすることで、解決の道筋は見えてきます。一緒に頑張りましょう。