この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
結婚して30年になる夫婦です。夫が女性と浮気をしています。証拠は,メールや写真などがあります。浮気相手を許すことができないので,是非慰謝料を請求したい。
解決への流れ
ご相談を受け,メールや写真など,証拠がそろっていたことから,受任し,すぐに相手の女性に対し,300万円の慰謝料の支払を求める内容証明郵便を出しました。そうしたところ,相手の女性に代理人がつき,その代理人と交渉を重ね,訴訟も辞さないという対応を取っていたところ,無事に300万円の支払いを受けるという内容で,和解が成立しました。
不貞行為の相手方や不貞行為をしている配偶者に対し,慰謝料請求をする場合,やはり不貞行為の存在を推測させるメールや写真などの客観的証拠が必要となります。メールや写真には,不貞行為そのものが記載されていなくても,不貞行為の存在を推測させる内容が記載されていれば足ります。したがって,不貞行為の相手方や不貞行為をしている配偶者に対して,慰謝料請求をしようと思われているのであれば,是非証拠を集める努力をされることをお勧めします。そのような証拠があれば,弁護士としてもすぐに動くことができるため,助かります。ただし,証拠がなくても相手と交渉をすることはできますので,証拠がない場合も,一度ご相談いただけると幸いです。