犯罪・刑事事件の解決事例
#任意整理

家計の収支を見直したうえで毎月返済が可能な額に返済額を変更した事例

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福井 慎一郎 弁護士が解決
所属事務所福岡セントラル法律事務所
所在地福岡県 福岡市博多区

この事例の依頼主

30代

相談前の状況

クレジットカードやキャッシングの利用を始めた当初は毎月の収入の中から返済ができていたものの、次第に利用額が膨らみ、毎月のリボ払いが苦しい状況になってしまっていました。新たにキャッシングをしようとしたところ、断られてしまったため、これを期に債務を整理しようと決意し、相談に来られました。

解決への流れ

相談では、債務が膨らんだ事情、債務の額、家計の収支の状況などについて確認させていただきました。依頼を受けたうえで、各債権者と交渉し、手取収入から無理のない範囲で返済計画を作成し、和解(任意整理)することができました。

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福井 慎一郎 弁護士からのコメント

任意整理の場合、債権者とは、支払総額(利息・遅延損害金や将来利息のカット(減額)を含め)、支払方法(一括・分割、分割回数、分割払額など)について交渉を行います。分割払を提案する場合、3年(36回)~5年(60回)程度の分割が許容範囲であることが多いですが、この回数に納めようとして安易に分割払額を決めてしまっては問題の根本的な解決になりません。債務(借金)が膨らんでしまう原因は人それぞれですが、大きな原因の一つとして、家計の現実の収支(手取額と支出の収支)が把握できていないことが多いです。支出を整理していくと、すでに赤字という方もいますが、そのような場合は、収入を増やすか、支出を減らすか、をしない限り、任意整理はできません(他の方法を検討せざるを得ません)。毎月の家計の収支の状況から確実に支払ができる額を見極めて、そこから返済原資を定めなければ、一定期間経過すると再び支払ができなくなってしまうリスクがあります。当事務所では、問題の根本からの解決を目指し、また、無理のない返済計画を作成するために、必要なアドバイスを行っております。【掲載事例は、当事務所担当した事例の一部です。】