この事例の依頼主
男性
相談前の状況
SNS、Youtube、LINEなどで投資の勧誘を受けて信じてしまい、クレジットカードで投資情報を購入したり、FXなどの投資をしたりしたが、払い戻しを受けれず、クレジットカードの返済に困ってしまったとしてご相談に来られました。
解決への流れ
お話を伺うとインターネットを利用した詐欺的投資被害であり、投資先も実在しているかどうかすら非常に怪しい話であり、このままでは投資被害の回復ができず、クレジットカードの支払もできなくなり、自己破産せざるを得なくなるおそれがありました。幸い、被害のほとんどがクレジットカードを使った決済であり、かつ、被害に遭ってからあまり時間がたっていませんでした。そこで、投資被害についてはクレジット会社にチャージバックや決済代行・販売店の情報開示を要請することにより、被害回復を図り、キャッシング等をしてしまった分については任意整理の形で、一旦、請求を停止してもらい、被害回復を図ってから返済を再開する方針で受任をしました。依頼者の方が早期に相談してくれたことや被害に関する明細その他詐欺的投資被害であることを示す画面のスクリーンショットを多数確保していたこともあり、多くのクレジットカード会社分のでチャージバックなどにより被害回復を図ることができ、自己破産せずに任意整理で債務の整理もできました。
SNSやYoutube、LINEを利用した投資被害の詐欺事案が非常に増えています。仮想通貨を利用されたりするケースも多く、相手方の実在や差押えるものも不明であるなど、投資被害回復に困難なケースが非常に増えています。本件は、被害の多くがクレジットカードであったこと、また、早期にご相談に来られたことで被害をある程度回復でき、債務についても、無事完済することができました。インターネットでのやりとりをむやみに信用せず、もしかして詐欺かも?と思えば早く投資被害回復事案を扱う弁護士に相談することをおすすめします。ネット上での投資勧誘事案は多くが詐欺である可能性があります。