この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
住宅ローンと消費者金融数社からの借り入れの返済で生活が苦しかったところに、新型コロナウイルスの影響で、飲食業の収入が不安定になり、返済が困難になってしまった方からの相談でした。自宅は手放したくないというご意向をお持ちでした。
解決への流れ
自宅を守りたいというご希望を尊重して、自己破産ではなく任意整理をして生活の再スタートをきるべきと助言しました。なお、収入が不安定でしたので、個人再生についてはお勧めしませんでした。
弁護士が受任した後は、当面の間は債権者(このケースだと消費者金融)に対する返済は猶予されますので、この間に生活を立て直してもらいます。その間に、弁護士が消費者金融と交渉して、将来の利息をカットすることや、毎月の支払額を減額する内容で和解しました。住宅ローンを以前と変わらずに支払うことができて、さらにある程度の支払い能力がある場合は、任意整理をすることによって、自宅を守りながら生活を再建することができます。