この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
兄弟姉妹のみが相続人の事件です。比較的多数の相続人がいました。その中に兄弟姉妹ご本人に決定権がなく、実質的には配偶者に決定権がある方がいました。調停がほぼまとまりかけたころ、決定権のないご本人が細かい異議を述べだし、調停が暗礁に乗り上げそうになりました。
解決への流れ
調停室には、ご本人しか入室できませんので、待合室まで赴き、ご本人と配偶者を一緒に説得して、何とか調停早期にまとめることができました。
遺産分割では配偶者に実質的決定権があること、離婚事件では父母に実質的決定権があることが珍しくありません。要は実質的決定権者が弁護士費用などのお金を出しているわけです。この点に早く気付くことが早期解決への道です。