犯罪・刑事事件の解決事例
#相続登記・名義変更 . #遺産分割 . #相続人調査

複数の相続が絡まり合って多数の相続人が存在する事案の解決

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佐々木 泰平 弁護士が解決
所属事務所たいへい法律事務所
所在地北海道 札幌市中央区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

遺産はある施設の敷地と若干の預貯金で、被相続人である父が亡くなり相続が発生したのですが、実は被相続人の曽祖父の代から相続手続が行われておらず、再婚や養子縁組が複雑に絡まり合ったことも相まって、相続人の総数が20名以上に及ぶという非常に厄介な状況になっていることが判明しました。当該施設の経営者でもある依頼者の意向としては、敷地を依頼者が単独相続したうえで、法定相続分にしたがって代償金を支払って解決するというものでしたが、中には現住所がわかっていない方もいて所在調査もあわせて必要になったほか、連絡が取れている相続人の中には依頼者の提示する枠組みに批判的な意向をお持ちの方もおり、それらの点でも困難が予想されました。

解決への流れ

根気よく順番に戸籍を追跡して相続人の確定と所在調査を並行して行うとともに、各相続人に対し依頼者の提示する法定相続分をもとにした代償金分割の枠組みで、仮に調停等の法的紛争に発展した場合の労力や費用なども背景に粘り強く交渉しました。その結果、最終的に全相続人から依頼者の提示する代償金分割の枠組みで合意を取り付けることに成功し、法的紛争に発展させることなく解決に導くことができました。

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佐々木 泰平 弁護士からのコメント

本件のような相続人の人数の場合はもとより、ほかにも様々な理由で相続をめぐる人間関係が複雑化することがままあります。そのような場合に独力で解決することは難しいといわざるを得ません。根気のいる作業ではありますが、ひとつずつ解きほぐしていって解決へと至ることは決して不可能ではありませんので、お気軽にご相談ください。なお、本件のような極端な場合はともかくですが、通常の事案であれば相続登記もあわせて当事務所で対応することが可能であり、その場合には単独でご依頼いただくよりも多少割安な費用設定を行うことができます。ご相談いただく際の参考になりましたら幸いです。