この事例の依頼主
男性
相談前の状況
某大企業の巨額の脱税事件に関して,役員の1人として逮捕・勾留。世間を騒がせた大事件であると共に,東京地検特捜部からの取調べを受け被疑者は精神的に疲弊しきっていました。
解決への流れ
受任後の接見を通じて被疑者の心身の安定を図ると共に,早期に検察官と面会して可能な限り情報交換を行っておき,起訴された時点で速やかに保釈申請を行って早期に保釈を実現しました。その後の公判活動を通じて,懲役刑については執行猶予付き判決を得ることが出来ました。
とにかく記録が膨大だったというのが印象に残っています。また,この件では罰金刑も併科されたのですが,罰金を支払えないときは通常は「1日あたり5000円に換算した」上での労役場留置という処分があるのですが,流石に罰金の額が巨額ですと1日あたりの換算額もかなりの金額に上っていたのが印象的でした。