この事例の依頼主
男性
相談前の状況
Aさんは,インターネットを通じて知り合った18歳未満の女性に金銭を支払い,性的関係を持ってしまいました。逮捕等の身体拘束はされませんでしたが,警察から取調べのための呼出しを受けた段階で,当事務所に刑事弁護の依頼をされました。
解決への流れ
当事務所の弁護チームは,すみやかに未成年の被害者の両親と示談交渉を行い,示談を成立させました。また,再犯防止の観点から,Aさんには診療内科にてカウンセリングを受けていいただき,犯行の原因を分析した上で,その原因の解消に向けた行動をするようアドバイスを行いました。その後,示談書とAさんの再犯防止に向けた取り組みをまとめた報告書等を添付した「不起訴が相当である」という意見書を検察官に提出するなどの弁護活動を行い,最終的にAさんを不起訴処分にすることができました。
弁護人として,処分を軽くするための活動ももちろん行いますが,二度と同じ犯罪を繰り返さないように,本人や家族と相談しながら,カウンセリングや治療を受けることも勧めています。