この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ネット上に依頼者が破産した事実について依頼者の名前と住所を含めてブログ上で公開されていました。このことに気付いた依頼者からその削除要請を受け,直ちに削除の請求等にかかりました。
解決への流れ
削除依頼を受けたのが,夜遅い時間帯であったため,翌日,任意削除要請をしようとしたところ,サーバー管理者が削除したのか不明であるが,既に削除がなされた状態でした。しかし,削除後もグーグルで依頼人の名前を検索すると,破産した事実が検索結果(タイトルとスニペット)が表示されるため,当職でこれも削除する措置をとった結果,ネット上から依頼者が破産したことを示す情報は一切現れない状態になりました。
インターネット上に他人の個人情報や名誉権を侵害する情報が書き込まれた場合,直ちに削除をしないと,いわゆる「ミラーサイト」と呼ばれる他のHPやブログの内容を転載するサイトに同様の書込みがされるなど情報が拡散することがあります。ですから,早期の対応が重要になります。また,サイトの書込みが削除されてからも,グーグルの検索結果上にはその内容の抜粋が表示され続けるのが通例です。これは,時間がたてば消えるのですが,消えるまでに1か月以上かかることもまれではありません。ですから,そこまできっちりと削除してくれる弁護士に依頼するのが良いでしょう。