犯罪・刑事事件の解決事例
#任意整理

毎月の返済を少なくして借金を完済したケース

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安川 愼二 弁護士が解決
所属事務所調布武蔵野の森法律事務所
所在地東京都 調布市

この事例の依頼主

30代 女性

相談前の状況

家計をやりくりしている中、ご親族の病気によって急な出費があって信販会社からキャッシングでお金を借入れ、返済に苦労する中でクレジットカードのショッピングリボで生活費を賄うようになり、最終的に借入金額が200万円を超えてしまった奥様でした。毎月の支払金額はキャッシングとカードショッピングのリボ払いだけで約8万円、そのうち利息だけで3万円近くを支払っていました。

解決への流れ

ご自宅をご主人と共有しており、自動車も所有されていたことから破産は希望されず、一方、ご自身のパート収入で一定の返済資金があることから、金融業者と個別に交渉して毎月の支払を減額する任意整理の方針を紹介し、事件を受任しました。各業者に対し、将来的に生じる利息をゼロとしてもらい、当時残っていた債務の元本のみを4年間(48回)に分割して支払うという形で和解しました。結果として、各業者への返済は毎月4万円程度となり、負担が大きく減りました。さらにうれしいことに、借金に追われる苦しい思いから解放されたことで精神的に元気になってパートの仕事も増やして収入が増え、また、家計を見直して出費も減ったことから繰り上げて返済し、約2年半で借金を完済したとの報告をいただきました。

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安川 愼二 弁護士からのコメント

目の前の返済を行うために支払を後回しにせざるを得ず、結果として自転車操業になることが借金問題の典型的なケースでした。特に、ショッピングのリボ払いはインターネットなどで簡単に手続できてしまうので、ふと気づけば多額の返済に追われているという方にも多く出会いました。これらの問題を抱えている方の多くは、返済に追われるプレッシャーを抱えていますが、任意整理で負担を減らしたこと、また、出口がなさそうな借金の問題に解決の道筋をつけたことで、これほど劇的に変化が生じるという報告をいただけたことは大変なよろこびでした。