犯罪・刑事事件の解決事例
#過払い金請求

借金の返済がなくなり、お金が戻ってきたケース

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安川 愼二 弁護士が解決
所属事務所調布武蔵野の森法律事務所
所在地東京都 調布市

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

相談時点で消費者金融4社に対して毎月10万円以上を支払いながら、借金を返すためにお金を借りるという状況が約20もの間続いた方でした。過払金については気になっていたが、弁護士への相談料や、ブラックリストに載るのではないかという懸念、また、大変な時期に貸してもらったのに過払を請求するのは悪いのではないか等の葛藤の中、なかなか相談にも来れずにいました。

解決への流れ

相談に来ていただいた時点で、過払金の調査や返金の請求自体によっていわゆるブラックリストに載ることはないこと、過払金請求はあくまで金融業者が法律上の利率上限を超えて、「取りすぎた」部分を返してもらうということなので、返してもらって初めて公平であることを説明し、事件を受任しました。まずは過払状態であるかを調査したところ、4社共過払い状態になっており、金額も500万円以上の過払という計算になりました。すぐに返済をストップしてもらって過払金の返還を請求しました。訴訟手続を通じて交渉した結果、過払金に5%の利息を付した金額満額に近い金額で和解をし、返金額は4社合計で800万円を超える金額となりました。

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安川 愼二 弁護士からのコメント

過払金の問題が広告などで広く知られるようになった昨今ですが、借金問題は人に話したくない、ブラックリストに載りたくない等の理由から相談に来られずにいる方は多くいらっしゃいます。前所属事務所では全国で過払金・借金問題の相談を受けましたが、まだまだ弁護士に相談することのハードルは高く思われていると感じています。また、過払金を請求することが悪いことなのではないかと考える方も多くいらっしゃいます。しかし、過払が生じるということは、大切なお金を長い間必要以上に支払を続けてきたということですから、本来あるべき金額に取引を調整することは大切なことだと感じています。借金に追われ、必要以上の苦労を経てきた方が、本来あるべき状態を取り戻すことが過払金請求の本質であると思いますので、長く返済を続けている方は、ぜひご相談ください。